マリーンズの吉井新監督が、メディアを通じて今シーズン期待の若手投手についてコメントしました。複数球団で投手コーチを歴任し、数多くの投手を育成した吉井新監督が期待する投手とは・・・
ロッテの吉井理人監督(57)が15日放送のTBSラジオ「石橋貴明のGATE7」に出演。
パーソナリティーを務めるお笑いコンビ「とんねるず」の石橋貴明(61)に「期待している投手は?」と聞かれ、高卒3年目の中森俊介投手(20)の名前を挙げた。
中森は兵庫・明石商から20年ドラフト2位で入団。1軍未登板で、昨季は2軍で6試合20イニングを投げて1勝0敗、防御率0・90。吉井監督は秋の宮崎フェニックスリーグで1試合投げるのを見ただけだが「1試合見て、コイツは実力があるなと分かった」と明かした。
中森の直球を「真っ直ぐが伸びて、真っスラ気味にグアーッと来る。打ちづらいんじゃないかな」と解説。石橋が「10(勝)近く(勝てる)?」と聞くと、「いってくれるかもしれない。もしかするとリリーフでいいところを任せるかも。
ロッテ 吉井監督が期待する1軍登板0の若手「いい投手がいるんですよ」 – スポニチアネックス
千葉ロッテマリーンズ公式サイトより引用
吉井新監督が期待する若手投手はプロ3年目を迎える中森でした。
明石商では1年生の夏からベンチ入りし、3季連続で甲子園出場を果たします。甲子園で結果を残し、3年生になると同学年の来田涼斗とともにプロ注目の選手にまで成長します。その後、2020年のドラフト会議にてマリーンズから2位指名を受けてプロの世界に足を踏み入れました。ちなみに、来田もドラフト3位でオリックス・バファローズから3位指名を受けて入団しています。
ルーキーイヤーはファームでも登板はなく、体づくりの1年となりました。これは、前年ドラフト1位で入団した佐々木朗希と同じ育成方法であり、中森への期待が非常に高いことが分かります。
プロ2年目の昨シーズンはファーム初登板を含む6試合に登板し、経験を積みました。
速球、変化球ともにきっちりと制球されており、コントロールに自信があることが分かります。20イニングを投げて2四球と数字にも顕著にあらわれています。制球が安定していることから大崩れの心配がないため、首脳陣が安心してマウンドに送り出すことができるはずです。
防御率 | 登板 | 先発 | 完投 | 完封 | 無四球 | QS | 交代完了 | 勝利 | 敗戦 | ホールド | HP | セーブ | 勝率 | 投球回 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
0.90 | 6 | 3 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | – | – | 0 | 1.000 | 20 |
打者 | 被安打 | 被本塁打 | 奪三振 | 奪三振率 | 与四球 | 与死球 | 暴投 | ボーク | 失点 | 自責点 | QS率 | 被打率 | K/BB | WHIP |
77 | 14 | 0 | 15 | 6.75 | 2 | 2 | 0 | 0 | 3 | 2 | 33.3 | .200 | 7.50 | 0.80 |
まもなく吉井新監督も期待する3年目を迎えます。監督の言葉からは先発、リリーフどちらの起用も考えられそうですが、個人的には、先発として大きく羽ばたいてほしいです。まずはケガなく、1軍での初登板、初勝利を目標に成長していってもらうことを期待し、1年後の振り返りを楽しみにしたいと思います。
2023年シーズン 中森俊介に期待すること
- プロ初登板、初勝利
- 先発登板 5試合
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