昨年ドラフト3位で三菱自動車倉敷オーシャンズから入団した廣畑のルーキーイヤーを振り返ってみましょう。
千葉ロッテマリーンズ公式サイトより引用
岡山県の玉野光南高から帝京大に進学した廣畑は、社会人の三菱自動車倉敷オーシャンズでプレーします。社会人1年目から全国大会で活躍し、ドラフト候補に躍り出ることとなります。
社会人1年目から都市対抗に出場した廣畑は前年優勝のJFE東日本戦に先発し、自己最速の154km/hを記録して完投勝利を挙げ若獅子賞を受賞し、翌年のドラフト注目選手となります。社会人2年目も日本選手権に出場し、同年のドラフト会議でマリーンズから3位指名を受けて入団します。
キャンプから順調に調整を続け、オープン戦で好投を見せた廣畑は、開幕1軍入りを果たします。
防御率 | 登板 | 先発 | 完投 | 完封 | 無四球 | QS | 交代完了 | 勝利 | 敗戦 | ホールド | HP | セーブ | 勝率 | 投球回 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1.93 | 4 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | – | – | 0 | – | 4.2 |
打者 | 被安打 | 被本塁打 | 奪三振 | 奪三振率 | 与四球 | 与死球 | 暴投 | ボーク | 失点 | 自責点 | QS率 | 被打率 | K/BB | WHIP |
22 | 6 | 1 | 3 | 5.79 | 3 | 0 | 1 | 0 | 1 | 1 | – | .316 | 1.00 | 1.93 |
プロ初登板は3月31日、ZOZOマリンで行われた福岡ソフトバンク戦の7回に登板し、ピンチをつくるも無失点で切り抜けます。しかし、以降の登板では失点を重ね5月1日に登録抹消となります。4月は8試合に登板し、防御率9.95でした。
5月11日には1軍に昇格し4試合に登板するも、6月4日には再び2軍降格となり1軍と2軍をいったりきたりすることとなります。その要因として高い被打率が挙げられ、対右打者には.262、対左打者にいたっては.365と打ち込まれていました。
打者 | 被打率 | 被打数 | 被安打 | 被本塁打 | 奪三振 | 与四球 | 与死球 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
右打者 | .262 | 65 | 17 | 0 | 6 | 7 | 1 |
左打者 | .365 | 85 | 31 | 5 | 23 | 8 | 1 |
7月23日に行われたフレッシュオールスターゲームに出場し、7月29日に再昇格した廣畑は最終戦まで1軍で投げ続けました。ピンチの場面で登板し、後続を抑えるケースが多く、火消し役としてルーキーイヤーは30試合に登板しました。
防御率 | 登板 | 先発 | 完投 | 完封 | 無四球 | 交代完了 | 勝利 | 敗戦 | ホールド | HP | セーブ | 勝率 | 投球回 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
4.91 | 30 | 0 | 0 | 0 | 0 | 8 | 0 | 1 | 2 | 2 | 0 | .000 | 36.2 | |
打者 | 被安打 | 被本塁打 | 奪三振 | 奪三振率 | 与四球 | 与死球 | 暴投 | ボーク | 失点 | 自責点 | QS率 | 被打率 | K/BB | WHIP |
171 | 48 | 5 | 29 | 7.12 | 15 | 2 | 2 | 0 | 25 | 20 | – | .320 | 1.93 | 1.72 |
ルーキーイヤーはロングリリーフや火消し登板など起用法が固定されませんでした。個人的にはアマチュア時代に先発として全国大会で輝いている廣畑を見ているだけあり、先発での登板を期待してしまいます。どちらにしても、起用法を固定して登板することでより能力が発揮されると思っていますので、吉井新監督には最善の働き場を廣畑に与えてほしいと思っています。
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